YouTubeでジャーナリストの須田慎一郎氏が横浜副流煙事件を解説、
YouTubeを配信しているニューソク通信社が横浜副流煙事件の刑事告訴を報じた。ジャーナリストの須田慎一郎氏による解説である。事件の本質的な点をずばり指摘している。
メディア黒書でも報じてきたように、この事件は副流煙による健康被害をめぐる冤罪事件である。舞台は、横浜市青葉区すすき野にある団地。マンション1階に住む藤井将登さん一家が、同じマンションの2階(注:真上ではない)に住む一家3人から、将登さんの煙草が原因で「受動喫煙症」などになったとして、4500万円を請求する裁判を起こされた。
この高額請求の根拠となったのが、日本禁煙学会の作田学理事長が作成した診断書だった。ところがこの診断書にさまざまな疑惑があることが、裁判の中で判明する。
裁判は、藤井さんが勝訴した。裁判所は、作田氏が作成した診断書を医師法20条(無診察で診断書を交付する行為の禁止)違反と認定した。これを受けて、藤井さん側は、神奈川県警青葉署への刑事告発に踏み切った。
須田氏は、解説の中で、「青葉署で捜査がはじまるのではないか」と述べている。
診断書の持つ意味とスラップ訴訟を考えさせる事件である。