しばき隊による大学院生暴行事件、加害者が取材していた作家を提訴
添付した写真は、2014年12月の深夜に、大阪北新地で40分に渡って殴る蹴るの暴行を受けた大学院生(当時)の被害状況を裏付ける写真である。このたびこの事件の加害者が、事件を取材していた作家の森奈津子氏に対して名誉毀損裁判を提起した。
加害者の代理人を務めるのは、神原元弁護士である。神原弁護士の経歴には、自由法曹団常任幹事と記されている。
http://www.mklo.org/about/hajimekambara
わたしはかねてから「人権派」弁護士の言動に関心を持ってきた。神原弁護士がどのような理由で加害者を弁護しているのか、調べたい。その絶好に機会である。
人権派の弁護士といえば、自由人権協会の喜田村洋一弁護士が有名である。マスコミやメディア研究者から重宝がられている人である。この人は、長年にわたり読売新聞の代理人を務め、読売新聞販売店には一部も「押し紙」は存在しないと真面目に主張してきた。この人の言動も、「人権派とは何か?」という問いを喚起する。
最近、あるマンションの住民から携帯電話の基地局設置をめぐるトラブル相談を受けた。マンションの屋上に基地局を設置する方向で、電話会社と一体となってマンションの管理組合が動いているという。この管理組合の理事長を調べたところ、自由法曹団の弁護士であることが判明した。
これら3件の事例を見るだけで、人権派弁護士の中身が分からなくなる。混乱を招く。タブーを排除して取材してみる必要がある。