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『マスゴミ崩壊』(扶桑社・三橋貴明著)
本書は経済評論家が書いたメディア論で、既得権益にあぐらをかいた新聞業界とテレビ業界のビジネスモデルを批判的に解析している。もちろん、「押し紙」問題にも切り込んでいる。
新聞研究者による新聞論は、「押し紙」をタブー視しているために、誤った状況認識を前提にして、新聞を語るケースが多いが、本書は新聞業界の外にいる人が書いた新聞論だけにタブーも遠慮もない。それゆえに研究者の筆によるものよりもはるかに事実に迫り、説得力がある。
『マスゴミ崩壊』というタイトルから受ける印象は、「ガス抜き」本であるが、実際は論理が通っていてかなり説得力がある内容だ。
◇目次
第1章 捏造! 偏向! 報道テロ!!
第2章 新聞が抱える「暗闇」


本書は、日本の新聞販売制度のカラクリをすべて暴露している。いたずらに専門分野に踏み込むことなく、だれにでも分かる範囲の話題で構成した。
発売は10月10日。新聞人による言論妨害が発生しなければ、予定どおりに全国で書店販売される。
発行社:宝島社
価格:新書版648円、221ページ
著者:黒薮哲哉
第1章 朝・毎・読‐‐没落の真相
第2章 欺かれる広告クライアント
第3章 「押し紙」が支えてきた新聞ビジネス
第4章 水増しされる折込チラシ
第5章 NOと言えない販売店
第6章 誰も書けなかった「新聞拡張団」
第7章 部数至上主義と世論誘導
第8章 政界工作の大罪
新聞販売の問題で新書を執筆することになるとは、夢にも思わなかった。本来、新聞販売の問題は真村裁判が終わった時点で、ピリオドを打って、「携帯電話の基地局問題」と「ラテンアメリカの激変」にテーマをシフトチェンジする予定にしていた。
ところが真村裁判が最高裁で決着した数日後、読売がわたしに対して係争をしかけてきたので、再び新聞販売の問題に逆戻りせざるを得なくなった。
今年の3月30日にわたしは著作権裁判に勝利した。今度こそシフトチェンジできるものと思っていると、7月になって再び読売が裁判を仕掛けてきた。そのために再び新聞販売問題に立ち戻ることになった。そして本書を出版したのである。
読売との係争が始まったのが2007年の暮れ。それ以来わたしにとって最も大きな打撃は、予定していたニカラグアとエルサルバドルの取材が



















