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 <title>メディア黒書 - 新聞紙面の批評</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/taxonomy/term/33/0</link>
 <description></description>
 <language>ja</language>
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 <title> 沖縄防衛局長の「講和」報道、読売記事では市長選の投票率アップを呼び掛けたとしてか解釈できない、 読売流の客観報道への疑問</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/666</link>
 <description>&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;128&quot; height=&quot;214&quot; src=&quot;/system/files/free/A1_edited-1.jpg&quot; /&gt; 沖縄・宜野湾市の市長選挙をめぐり、沖縄防衛局長が宜野湾市に住む同局の職員やその親族を集めて、「講和」を行っていた問題が発覚した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; 宜野湾市の市長選は、２月５日に告示される。現在、自民と公明が推薦する自民党県議の佐喜真淳氏（４７）と社民、共産、社会大衆党が推薦する元市長の伊波洋一氏（６０）が立候補を表明している。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　こうした状況の下で、共産党の赤嶺政賢議員が、３１日の国会質問で、沖縄防衛局が職員の身うちで宜野湾市に在住する住民のリストを作成させ、「講和」を聴衆させた事実が暴露された。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　この事件を伝える新聞記事を読んで、わたしは違和感をもった。たとえば、読売は次のように報じている。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;米軍普天間飛行場を抱える沖縄県の宜野湾(ぎのわん)市長選（２月１２日投開票）をめぐり、防衛省沖縄防衛局の真部(まなべ)朗(ろう)局長（５４）が、同市に住む同局職員と親族に関するリストを作り、&lt;span style=&quot;color: #ff0000&quot;&gt;&lt;strong&gt;市長選への投票を呼びかけていた&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;ことが３１日、明らかになった。［２月１日　３時３分］&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
　防衛省沖縄防衛局の真部(まなべ)朗(ろう)局長が、沖縄県宜野湾(ぎのわん)&lt;span style=&quot;color: #ff0000&quot;&gt;&lt;strong&gt;市長選（１２日投開票）への投票を呼びかける講話をした&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;問題で、同省は２日午前の衆院予算委員会理事会に提出した調査報告書で、呼びかけは真部氏の発案だったとした上で、真部氏や出席者からの聞き取りをもとに作成した講話要旨を公表した。[２月２日、１１時５６分]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
　防衛省沖縄防衛局の真部(まなべ)朗(ろう)局長が、沖縄県宜野湾(ぎのわん)&lt;span style=&quot;color: #ff0000&quot;&gt;&lt;strong&gt;市長選（１２日投開票）への投票を呼びかける講話をした&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;問題で、田中防衛相は２日午後、国会内で真部氏から直接事情を聴取した。［１４時８分配信］&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　これら記事を読む限りでは、選挙管理委員会の長でもなんでもない真部朗局長が市長選の投票率を上げるための講和を開いたという意味になる。常識的にはそうとしか解釈できない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　しかし、真実は異なる。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;（1300/2000文字）&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/666&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Thu, 02 Feb 2012 11:53:43 +0000</pubDate>
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</item>
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 <title>『朝日ジャーナル』の変節、渡邉恒雄氏が冒頭インタビューに登場</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/615</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;180&quot; height=&quot;256&quot; src=&quot;/system/files/free/img274_0.jpg&quot; /&gt;　『週刊朝日』の緊急増刊として発行された『朝日ジャーナル』が「政治の未来図」という特集を組んでいる。冒頭インタビューに読売新聞社の会長兼主筆、元日本新聞協会会長、２００７年度の新聞文化賞受賞者の渡邉恒雄氏が登場して、自論を展開している。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;■&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;「市民」という概念は、ヨーロッパでブルジョアジーが力をつけ、絶対王制に反抗して発言権を高めようとした頃の言葉で、現代の日本で政治を語る際に普遍性をもった言葉として成り立つかどうかは疑問です。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　■中曽根内閣は売上税で失敗したけど、消費税の導入にも一応、唾をつけた。あのとき売上税を通してれば、今ごろ消費税は１０％で、財政はこんなに悪化してないですよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　■消費税ってものがなかったら、日本の財政はもう破綻しているね。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　■原発のストレステストと並行して、安全が確認されたものからどんどん再稼働しないと日本中が電力不足になり、産業の空洞化が始まります。企業が次々に、法人税が安くて、電力が豊富な国へ逃げまよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;&amp;nbsp; ■僕はむしろ、絶対安全な原発を日本でつくって、中国に輸出したらいいと思う。日本製を使ってくれよと。おたくの原発は危ないよと。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;■&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;総理になる前から僕は（野田さんを）支持してるんだ。自民党の下手な人よりも野田さんのほうがいいですよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; まるで現在の二大政党制の下で進んでいる政策は、個々の政策を見れば多少の問題はあるが根本的にはさして悪くはないと言わんばかりの発言内容である。しかも、明らかに事実の認識が間違っていると思われるものも含まれている。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　たとえば消費税についての発言である。あたかも消費税が日本の財政を救済するかのような発言だが、次のような見方もある。斎藤貴男著&lt;a href=&quot;http://   http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/67330b849ac0ae237c2d1eb920ff9c58&quot;&gt;『消費税のカラクリ』（講談社）の書評&lt;/a&gt;を引用してみよう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;〈消費者は自らが消費税を負担しているつもりでいる。ところが法律上、納税義務者は事業者すなわち個人事業者や法人であって、消費者ではない〉（４３ページ）&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　事業者は〈事業の業績とは何の関係もなく、大赤字だろうが〉税務署に消費税を納めなければならない。しかし、〈不況ゆえに激化した市場競争にあって、いわゆる「価格に消費税を転嫁できない」事業者が激増した〉と斎藤氏はいう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　不況で仕事が減り、事業者間の競争が厳しくなるなか、下請け、孫請けの中小・零細の事業者は、元請け業者から消費税以上の値引きを迫られ、一方で商品やサービスの価格に消費税を転嫁できず、結果として赤字を強いられる。それでも消費税は納めなければならない。資金繰りに行き詰まり、滞納を重ねて差し押さえにあい、自殺に追い込まれる事業者も出てくる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　それに対して、大企業は消費税導入によって利益を得た。消費税を財源として法人税減税がなされただけではない。輸出戻し税制度によって、輸出企業が仕入れのために支払った消費税分はほとんどが還付されるという。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;　それにしても『朝日ジャーナル』の変節は情けない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◆木を見て森を見ない山口教授の認識方法&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　渡邉氏に続いて、北海道大学の山口二郎教授が「政治的意思のない民主党が抱いてきた大きな錯覚とは」と題する評論を寄稿している。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　結論を先にいえば、これも個々の政策を評論して、民主党政権には多少の欠点はあるが、基本的には評価できるというものである。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;（2100/3300文字）&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/615&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Sun, 06 Nov 2011 12:22:43 +0000</pubDate>
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</item>
<item>
 <title>NIE（教育の中に新聞を運動)の危険性、子供にバーベルを使った筋トレを強いるのと同じ原理</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/613</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;180&quot; height=&quot;233&quot; src=&quot;/system/files/free/img269_0.jpg&quot; /&gt;　１日付け読売新聞は、「特別面」に「中学教科書にも新聞」という見出しの記事を掲載している。漢字にはすべてルビが付いてる。おそらく子供も理解できるように配慮した結果である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　実際、この記事はNIE（newspaper in education、教育の中に新聞を運動)について述べたものである。リードは次の通り。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;新学習指導要領により、中学校で新聞を活用する学習（NIE）が来年度から全面的に始まります。新しい中学教科書にも新聞を使った単元が入ります。どんな内容なのか、どのような授業が行われるのか、紹介しましょう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　紙面に登場してNIEについて説明しているのは、なんと文部科学省視学官の三好仁司氏である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; &lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;来年度からの教科書は、面白い。新聞やテレビ、ネットなどメディアの特性や違いを学んだうえで、各社の新聞記事を比べたり、資料として使ったりと、実際の紙面を具体的に題材にすることで、興味を引き出す工夫が随所に見られます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◇国策としてのNIE&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　文部科学省視学官が日刊紙に登場して、NIEのPRを展開していること自体を、問題視する意見もあるかも知れない。文科省の方針を新聞がそのまま紹介しているわけだから、読売が「広報紙」の役割を果たしているともいえる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　NIE自体はかなり前からあったが、なぜ、今の時期にNIEの推進役として文科省が前面に出てきたのだろうか。２つの答えが想定できる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　まず、第１は全体的に児童の読解力が低下しているから、新聞を通じて、能力の向上を目指そうという意図である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; 新聞社が経営難にあるために、国策として新聞を教育現場へ持ち込むことで、新聞社に利益をもたらそうという意図である。もちろんこれは推測の域を出ないが、文科省がバックアップしてNIEが広がることで、新聞社の販売収入が大幅に増えることだけは間違いない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; かくて両者の関係は一層親密になる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◇子供にバーベルを使った筋トレは危険&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&amp;nbsp; NIEには児童にとって、どのような弊害が生じる危険性があるのだろうか？&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;(1300/2200文字)&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/613&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Wed, 02 Nov 2011 00:07:32 +0000</pubDate>
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</item>
<item>
 <title>「さよなら原発」集会の記事に見るスタンスの違い　顕著になった客観報道の「神話」</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/588</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;200&quot; height=&quot;264&quot; src=&quot;/system/files/free/2011092004-thumbnail2_1_0.jpg&quot; /&gt;　９月１９日に明治公園（東京都）で「さよなら原発集会」が開催された。 朝日新聞や共同通信の報道によると、参加者は約６万人。一方、読売は「３万人以上」と伝えた。両者の間で大きな数字の乖離が生じた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　６万人という数字は、主催者の発表である。一方、３万人は警視庁の発表である。情報源をどこに求めるかで、報道内容は大きく異なってくる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; また、読売が社会面で１段記事の扱いにしたのに対して、東京新聞や朝日新聞など多くの新聞は第１面で報じた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　つまり客観報道は幻想にすぎない。報道する側の観点で記事の内容や扱いが大きく異なってくる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　こんなことはわたしがわざわざ指摘するまでもなく常識である。ところが読売は客観報道の「神話」をいまだに過信しているようだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　わたしの手元に読売の代理人で、読売の販売政策をサポートしている近藤真弁護士らが客観報道に言及した文書がある。喜田村洋一弁護士に対する懲戒請求申立に対する「弁明書」の中の一文で、次のように述べている。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;（700/2100文字、◇原発を推進してきた正力松太郎）&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/588&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Wed, 21 Sep 2011 00:58:38 +0000</pubDate>
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</item>
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 <title>読売の連載「環境過敏症」、加害企業の名前は匿名に</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/586</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;200&quot; height=&quot;285&quot; src=&quot;/system/files/free/img236_0.jpg&quot; /&gt;　読売新聞が５回に渡って「環境過敏症」と題する特集を組んだ。これは低周波音や携帯電磁波による公害などを取り上げたものである。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　５回の連載のうち第３回に紹介された沖縄県のケースと第４回に紹介された宮崎県延岡市のケースは、わたしも昨年の春に取材をして、自分の単行本『危ない！あなたのそばの携帯基地局』や、マイニュースジャパンの記事に反映させた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&amp;nbsp; 記事に誤った記述があるわけではない。電磁波の「安全」を強調しているわけでもない。しかし、記事には欠点がある。肝心の電磁波公害の加害者が匿名になっている点だ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ちなみに沖縄県のケースで匿名になっている電話会社は沖縄セルラーである。延岡市のケースは、KDDIである。後者のケースでは、基地局の撤去を求める住民たちに対して誠意を見せないKDDIの姿勢が大きな問題になった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　住民たちは、単に健康被害に悩まされるようになったからだけではなくて、KDDIに怒って訴訟に踏み切ったのである。ところが記事はこのような経緯には一切ふれていない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　次のような記述を読者はどう受け止めるだろうか？&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;同市大貫町の３階建てマンション屋上にアンテナ３本が立ったのは０６年秋。間もなく周辺３００メートルの範囲で住民に体調不良が多発した。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;（記事の全文&lt;a href=&quot;http://bit.ly/piqtKf&quot;&gt;http://bit.ly/piqtKf&lt;/a&gt;）&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; 非生物であるアンテナは自分で立つわけではない。だれかが意図して立てたのである。それゆえに住民との間にトラブルが起こったのであるから、次のように書くのが原則だ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt; KDDIが同市大貫町の３階建てマンション屋上にアンテナ３本を建てたのは０６年秋。間もなく周辺３００メートルの範囲で住民に体調不良が多発した。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; こんな「カレッジ・ペーパ」並みの初歩ミスを犯しているのだ。それともKDDIに配慮して匿名にした可能性もあるが。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　ちなみに「過敏症」という言葉は、被害者の間では、差別用語ではないかという議論もある。実際、電磁波は「環境ホルモン」の一種であるから、だれでも被害(シングル・ヒット）を受ける可能性がある。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;（全文公開）&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/586&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Thu, 15 Sep 2011 11:47:08 +0000</pubDate>
 <dc:creator>owner</dc:creator>
 <guid isPermaLink="false">586 at http://www.kokusyo.jp</guid>
</item>
<item>
 <title>逮捕された「ネイビー通信」田代記者、０８年に読売の新聞拡張員にメッタ蹴りにされるも、容疑者は不起訴に</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/545</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;163&quot; src=&quot;/system/files/free/img037_7_0.jpg&quot; /&gt;　数日前からある人物の逮捕劇が話題を呼んでいる。話題の引き金となったのは、読売などが記事化した次の事件である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;東京・銀座の路上で車上荒らしをしたとして、警視庁築地署が、福島第一原子力発電所の事故に関する東京電力の会見に「ネイビー通信」記者を自称して出席していた住所不定、無職田代裕治容疑者（３６）を窃盗の疑いで現行犯逮捕していたことが同署幹部への取材でわかった。逮捕は６月２１日。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　同署幹部によると、田代容疑者は６月２１日朝、東京都中央区銀座の路上で、駐車中の無施錠の車の助手席にあった定期入れからＳｕｉｃａ（スイカ）１枚を盗んだ疑い。車の所有者の男性（３３）が車を物色していた田代容疑者をその場で取り押さえた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　田代容疑者はネットカフェで寝泊まりしていたといい、逮捕時の所持金は約１０００円だった。「交通費が欲しかった」と容疑を認めているという。（2011年7月1日11時27分&amp;nbsp; 読売新聞）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
　記事を要約すると、記者会見の場で東電を追及していた「ネイビー通信」の田代祐治記者が６月２１日に、SUICAを１枚盗んだ疑いで逮捕されたというものである。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◇記事を選択する眼&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　日常の中で発生する事件は尽きない。無数の事件の中から、公益性のあるニュースを選択して報道するのが、新聞の役割である。もちろんこれは一般論であるが、一応の道理はあるといえよう。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;(1100/3500文字、◇記事にする価値はあるのか？、◇田代さん暴行事件)&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/545&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Tue, 05 Jul 2011 00:33:12 +0000</pubDate>
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</item>
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 <title>読売記事に使用の「因果関係」という表現について</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/531</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;139&quot; src=&quot;/system/files/free/img032_12_0.jpg&quot; /&gt;　国際癌研究機関（WHOの下部組織）が、携帯電磁波の発ガン性を警告する見解を発表したことを報じた『読売新聞』（６月１日、電子版）の中で、癌とコーヒーの関係に関する次の記述がある。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;（略）&lt;br /&gt;
　ただ、今回の評価では、携帯電話使用と発がんの因果関係は５段階の分類で３番目と、コーヒーの摂取やガソリンの排ガス吸引などと同じレベルとされた。因果関係が最も確かなレベルに分類されている喫煙などと比べると不確かな部分が多い。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;　国際がん研究機関は、昨年５月には「携帯電話の使用が脳腫瘍にかかる危険性を増やすとは認められない」との調査結果を発表していた。今回はこれを修正した格好だが、「携帯電話を使えばがんにかかるということを意味するものではない」と改めて強調している。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; これら２つの記述のうち最初の記述について、信ぴょう性を検証した。「黒書」の読者から提供があったWHOの文書を点検したところ、コーヒーが発癌リスクに関する５段階評価の「３」に指定されているのは事実であることが判明した。ただ、読売記事にある「不確かな部分が多い」という記述は、正確とは言えない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　WHO文書は、次のようになっている。(700/1400文字)&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/531&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Fri, 10 Jun 2011 12:13:19 +0000</pubDate>
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 <title>新聞のワイドショー化、新聞編集者の感性がおかしくなっている①</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/469</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;142&quot; src=&quot;/system/files/free/IMG_1789_1_0.jpg&quot; /&gt;　このところ新聞関係者の感性がおかしくなっていると感じることがままある。たとえば京都大学の入試で発覚したカンニング事件の報道では、高校の新聞グラブによる学内新聞が、取るに足らない話題をさも大げさに１面トップで報じた時に感じるような滑稽さを味わった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　この事件は周知の通り、試験中に試験問題を携帯電話でヤフーの質問投稿欄に送信して、返信されてきた答を回答欄に記入したものである。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　犯人の予備校生が逮捕されたのは、３月３日。翌４日の朝刊各紙は、１面でこのニュースを報じた。わたしがチェックした朝日と読売では、１面のトップ記事になっていた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　が、冷静に考えたとき、カンニング程度の事件を１面のトップ記事にすること自体が異常ではないか？わたしは編集者の感性を疑ってしまった。欧米の新聞ではまずありえないことだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　しかも、この日、自宅のポストには、朝日新聞の見本紙が無料で投函されたのである。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;strong&gt;（600/2500、◇恐るべきエリート意識、◇ワイドショーの感覚）&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/469&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Mon, 07 Mar 2011 12:35:41 +0000</pubDate>
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 <title>政権交代、実は２大政党制への布石だったのでは</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/330</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;97&quot; height=&quot;116&quot; src=&quot;/system/files/free/100223.jpg&quot; /&gt;　自民党が政権の座を明け渡して、政権交代が実現した時、自民党の応援団は別として、政権交代を否定的な観点から報じたメディアはほとんど存在しなかった。少なくとも形の上では、民意によって初めて政権が交代した現象を高く評価したのである。あたかも民主主義が成熟した成果のように。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; 小沢氏が高い評価をうけるのも、政権交代の立役者との見方があるからだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　わたしも当初は、民主党の果たした役割をある程度評価した。しかし、冷静に考えると、この政権交代は意外に「くせもの」かも知れない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　１０年後の政治学者は、民主党による政権交代を、２大政党制への布石だったと位置付ける可能性もある。さらにメディアが連動して、自民と民主の議席バランスを取るために、それをバックアップしたと解釈するかも知れない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　最近、議員定数削減の問題をよく耳にするようになった。表向きの理由は、予算の無駄づかいをなくすことである。しかし、本当の理由は、２大政党制をより確かなものにすることにあるのではないか。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;（600/1100文字）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/330&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Tue, 03 Aug 2010 12:31:56 +0000</pubDate>
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 <title>９０年代に構造改革を叫んだ小沢一郎氏を「改革者」扱いする誤った認識</title>
 <link>http://www.kokusyo.jp/blog/327</link>
 <description>&lt;p&gt;&lt;img alt=&quot;&quot; align=&quot;right&quot; width=&quot;111&quot; height=&quot;111&quot; src=&quot;/system/files/free/imagesCAC7JFGG_8.jpg&quot; /&gt;　最近のメディア報道でどこかおかしいと感じるのは、小沢一郎氏をめぐる報道だ。新聞による小沢バッシングが不当だというのではない。それとは逆に小沢氏を正義の代表のように持ち上げて擁護する側の論理である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　小沢氏とは一体、何者か？政権交代を成し遂げた正義派の英雄なのだろうか？彼が首相になれば、日本は変わるのだろうか。答えはＮＯだ。絶対に変わることはあり得ない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　小沢氏の本質を知るためには、１９９０年代までさかのぼらなくてはならない。具体的には１９９３年の連立政権成立にいたる過程を検証する必要がある。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◇自民党内部で構造改革を提唱した小沢&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;
　日本経済を破綻させた原因が、小泉氏が断行した規制緩和・構造改革にあることは万人が認めるところである。「小泉改革」で格差社会が現れた。しかし、彼はなぜドラスチックな改革を断行することになったのろうか？&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp; 元々、最初に規制緩和・構造改革を唱えたのは小沢氏だった。それは経済のグローバル化の中で、日本の財界が望んだ経済政策だった。当時、自民党員であった小沢は、党内で構造改革を主張したのである。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　しかし、構造改革を進めれば、自民党の有力な票田となってきた自営業者の自民党離れを招くことになる。そのために自民党の抵抗勢力は、構造改革へと一気に突き進むことには消極的だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　そこので財界は小沢氏を支持。小沢氏は１９９３年の政変で細川内閣を誕生させ、自民党を下野に追いやったのである。このあたりの事情について、政治学者で一橋大学の渡辺治教授は、『構造改革の時代』で次のように書いている。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff&quot;&gt;（自民党が）政権の座から滑り落ちた直後、財界は「無情」にも、それまで毎年行ってきた、１２０億円にのぼる自民党への献金斡旋を中止してしまった。自民党は青くなった。自民党はなりふり構わず社会党と組んで、村山政権を樹立し政権の座に返り咲くとともに、「構造改革」の推進に踏み切ることによって転向を表明した。こうして、自民党は「構造改革」推進政治へと舵を切ったのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　しかし、村山富市氏の後に首相となった橋本、小渕、森の各首相も「構造改革」推進にもたついた。おそらく票田を失うことを懸念したのである。そこに彗星の如く登場して、情け容赦なく「構造改革」を断行したのが小泉氏である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #800000&quot;&gt;&lt;strong&gt;◇自民と民主、中身は同じ&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;
　つまり小沢氏の考え方は、自民党よりも財界よりなのだ。&lt;span style=&quot;color: #800080&quot;&gt;&lt;span id=&quot;1280665660092S&quot; style=&quot;display: none&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/span&gt;（1400/2200文字）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.kokusyo.jp/blog/327&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;続きを読む&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
 <category domain="http://www.kokusyo.jp/category/33">新聞紙面の批評</category>
 <pubDate>Sun, 01 Aug 2010 12:32:13 +0000</pubDate>
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