1. 千葉県流山市で選挙公報を1万部水増し、広がる「押し紙」問題の裾野

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2022年07月12日 (火曜日)

千葉県流山市で選挙公報を1万部水増し、広がる「押し紙」問題の裾野

10日に投票が行われた参院選で、千葉県流山市の選挙管理委員会が新聞販売店に新聞折込を依頼した選挙公報を、大幅に水増して広告代理店に卸していた疑惑が浮上した。

2021年10月時点での流山市のABC部数は、36,815部である。最新のABCデータ(今年4月、現時点では一般公開されていない)では、これよりも若干部数が減っている可能性があるが、同市はABC部数をはるかに上回る50,128部を広告代理店に発注した。1万部あまりが水増し状態になっている。

同市の選挙管理委員会は、「実際に何部の選挙公報が戸別に配布されたかは、現時点では、広告代理店から報告を受けていない」と話している。

流山市では数年前から、広報紙の水増しが市議会で問題になってきたが、今回の選挙でも、問題点は放置されたままとなった。

■写真出典:千葉日報