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最新メディアのひとつであるTwitterの影響力はどの程度なのだろうか。昨日、下記の記述を発信したところ、原口総務大臣から「リツイート」があった。
「リツイート」とは、「他のユーザーのツイート(つぶやき)を引用形式で自分のアカウントから発信すること」だ。
pomtrypiwi @kharaguchi RT @kuroyabu: 総務省は新聞社に公共広告を出稿する条件として、新聞社が実配部数を公表することを義務付けるべきではないか。ABC部数は「押し紙」を含んでいるので信用できない。実配部数の公表を拒否した社に対しては、公共広告を出稿しないことを原則に。
原口大臣が上記の記述を「リツイート」したということは、記述を読んだということである。原口大臣が本当に行動を起こすか注目したい。
◇「押し紙」報道のメディアは?
Twitterを始めたきっかけは、ネットの影響力を調べるのがひとつの目的だった。周知のように「押し紙」問題は、紙媒体ではなかなか取り上げられない。
一部の週刊誌と単行本は細々とこの問題に取り組んできたが、新聞はいうまでもなく、テレビもラジオも「押し紙」をタブー視して報道しない。
と、なれば「押し紙」を報じる方法を考えなければならない。最初にわたしが着手したのは、HP「新聞販売黒書」だった。しかし、あまり影響力はなかった。
読売の江崎法務室長が著作権裁判を仕掛けてきた2008年2月ごろは、せいぜい1日のアクセス数が500~600件だった。読売から2件目の裁判を仕掛けられた後は、裁判そのものが話題になったこともあって増えた。しかし、アクセスを解析してみると、「リピーター」が大半だった。
Twitterを開始してからは、「新聞販売黒書」のアクセスが急激に増えてきた。しかも、新規の読者が多い。
Twitterそのものの影響力は、正確には把握できないが、「押し紙」で検察して書き込みを読む限り、かなりの人が興味を持っているような印象を受ける。
新聞販売黒書に「コメント欄」を設けてほしいという要望がよくあるが、現在の時点ではできない。マナーが悪い人が多いからだ。新聞についての意見がある方は、Twitterに登録すれば、自分の責任で発言できる。
◇公共広告の出稿は実配部数の公開を条件に
ちなみに新聞社に対して実配部数の公表を求める発想は、対読売の「押し紙」裁判(読売VS新潮社)の中で浮上した。読売の喜田村洋一弁護士(自由人権協会代表理事)が、わたしに対して、読売の「押し紙」が30~40%存在することの真実性、あるいは相当性の立証を求めたことが引き金である。(1600/2300文字、◇国民は公取委を「やる気がない」と評価)

原口総務大臣がメディアのあり方についての考え方を示した。『SankeiBiz』の記事を引用してみよう。
原口一博総務相は19日の閣議後の記者会見で、「新聞と放送を同一資本が支配するのは言論の多様性にとって問題」と述べ、新聞社からテレビ局への出資を制限する「クロスオーナーシップ規制」の導入の検討を進める考えを示した。
原口総務相は「巨大な資本が新聞、テレビ、ラジオも統合すれば資本の思惑で言論が一色になってしまう。現行のルールが機能しているか検証し見直しを検討したい」として、現状の規制では不十分との認識を示した。(略)
日本メディアの最大の問題点は、少数の大メディアが新聞と放送を系列化して政府広報の役割を果たしていることである。具体的には、次のような構図になっている。
朝日→テレビ朝日→多数のローカル局
毎日→TBS→多数のローカル局
読売→日本テレビ→多数のローカル局
産経→フジテレビ→多数のローカル局
日系→テレビ東京→多数のローカル局
NHK→多数のローカル局
◇幅をきかす政界フィクサー
上の図から見えてくるのは、上流に位置するメディアにあたる中央紙やキー局が得る情報が、下流にも影響を及ぼし、日本の世論形成に大きな影響力を及ぼす構造になっている実態だ。しかも、情報の大半は記者クラブを通じたものである。まるで戦時下のメディアのようだ。これほどジャーナリズムが機能していない国も珍しい。
新聞業界やテレビ業界は政治家など権力者にとっては、格好の宣伝媒体である。それゆえに両者の癒着が進み、メディア業界出身のフィクサーが政界でも幅をきかせるという信じがたい状況も生まれている。が、誰も異議を唱えない。(1400/3000文字、◇新聞特殊指定と電波利権、◇メディアは権力構造の一部、◇専門性重視の時代)

「押し紙」という言葉をグーグルで検索すると、214万件の検索結果が表示される。ヤフーで検索すると、82万件(18時の時点)。
真村裁判が福岡地裁で勝訴した2006年9月ごろは、わたしの記憶に誤りがなければ、100件の検索結果にも満たなかった。ここ数年の間に急激に「押し紙」問題が認知されるようになっている。
◇新聞関係者がタブー視
いまや「押し紙」という言葉は、タブーの領域を脱しようとしている。なおもかたくなに「押し紙」をタブー視しているのは、新聞関係者である。彼らは胸を張って「押し紙」は存在しないと主張し続けている。



















