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2009年度の更新は本日で終わります。新年は1月6日からスタートする予定です。
わたしにとって今年最大の成果は、著作権裁判に勝訴したことです。改めて言うまでもなく、いびつな言論妨害を打ち破った最大の勝因は弁護団の戦略が正しかったことです。勝訴によりわたしは読売からペンの自由を回復しました。
もっとも読売によるわたしに対する誹謗中傷は、舞台を名誉毀損裁判に変え、弁護士を代えて続いていますが。準備書面は、裁判所で閲覧可能。事件番号は次の通りです。
名誉毀損裁判(東京高裁):平成21年(ネ)第5834号 損害賠償等請求事件。
名誉毀損裁判(東京地裁・読売VS週刊新潮+黒薮):平成21年(ワ)第23459号 謝罪広告等請求事件。
読者には、準備書面に書かれている内容や書き手の品性を5年、10年の期間で繰り返し検証していただきたい。自分の価値判断を基準にして、他人の記事を批判することは正当な行為ですが、自分の価値観に合わないものを司法の力で押しつぶそうとするのは、言論人としてあるまじき行為です。恥を知るべきでしょう。
わたしは検閲制度やかつての特高警察の思想を連想します。言論の自由が危うい時代であるからこそ、出版関係者にとって対読売の裁判は重要な意味を持ちます。
言論人がペンによる論争よりも、裁判に頼っているのは、なさけない限りです。これも新聞衰退のあらわれなのでしょうか?
今年も裁判が足枷になり、携帯電話・基地局問題とラテンアメリカの取材が実現しませんでした。特にラテンアメリカの取材は、08年に読売から裁判
を起こされて取材をキャンセルしたまま現在に至っています。
その結果、新聞販売黒書で扱うラテンアメリカのテーマは、実際に取材した1980年代のものが中心になってしまいました。
携帯電話の基地局問題については、新年から本格的に取材します。すでにスケジュールも組んでおり、スタートを待つばかりです。
新聞販売黒書の有料化は、「個人の時代」におけるフリーライターのあり方とジャーナリズムを考えるための実験的な試みでもあります。完全無料化を望む声も多いようですが、情報がすべて無料になれば、完全に広告に依存しないかぎり、フリーライターという職業そのものが成り立ちません。
その広告に依存したジャーナリズムの失敗は、日本の新聞に顕著に表れています。と、すれば新しい道を探らなければなりません。
将来的には、新聞販売黒書の読者からの取材要請を受けることも検討していきます。読者拡大にご協力をいただければ幸いです。
2010年度は、次のようなテーマを取材する予定です。
■巨大メディアは、国民の知る権利を守る上で有益なのか?本当に必要なのか、1000万部のメディア?
■「21世紀臨調」に群がる新聞人たち。
■メディア界に政界フィクサーは必要か?
■警察と新聞社の癒着を考える。
■新聞業界からの政治献金を検証する。
■闇社会と新聞セールスの問題を再検証する。
■渡邉恒雄批判。
■「押し紙」排除後の産経新聞。
■紙面広告と「押し紙」。
■外国人新聞奨学生と海外ブローカーの介在。
■正力松太郎とCIAの関係。
■正力松太郎と特高警察。
■電子新聞。
■「押し紙」をタブー視する新聞研究の滑稽さ。
■テレビ局と新聞社。
■人権問題としての新聞販売問題。
◆◆「押し紙」を告発する住民運動をスタートさせます。すでに寄付金20万円が集まり予算を確保しています。高屋肇さん(毎日懇話会・名誉館員、「押し紙」裁判の原告)を代表に、黒薮を世話人にして、1月中に発足予定です。
これにより「押し紙」問題、広告問題、販売店に対する恫喝、それにスラップを新聞業界の外へアピールします。
これはもともと読売の裁判攻勢に対する対抗策として浮上したものですが、読売だけではなくて、系統を問わずに運動を展開します。(2400/2400文字・全文公開)

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