1. 週刊金曜日が連載ルポの3回目を掲載、「化粧品通販アスカを欺いた博報堂の”手口”」

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2016年09月30日 (金曜日)

週刊金曜日が連載ルポの3回目を掲載、「化粧品通販アスカを欺いた博報堂の”手口”」

 本日(30日)発売の週刊金曜日に化粧品などの通販会社・アスカと博報堂
の係争を取材したルポルタージュ(黒薮執筆)の3回目が掲載されている。タイトルは、「化粧品通販アスカを欺いた博報堂の"手口"」 。

意外に知られていないが、この事件の構図は、郵政民営化の時期に起こった疑惑まみれの事件-いわゆる郵政事件と基本的に同じである。郵政民営化が小泉構造改革の象徴的な政策であった事情も関係したのか、事件の全容をメディアが報じることはほとんどなかったが、総務省は綿密な調査報告書を残している。

第3回目の記事では、調査報告書の一部を紹介している。

結論を先に言えば、博報堂は郵政のCという人物を接待付けにして、郵政4社のPR業務を独占することに成功し、その後、とんでもない高額請求を行っていたのだ。これについては、当時の朝日新聞も若干報じている。次の記事である。

■日本郵政、広告発注に契約書なし 博報堂に368億円

このような「被害」が郵政から他企業にまで拡大した。その典型例がアスカとの係争であるが、大きな違いは、アスカの場合は接待された側ではなく、逆に博報堂の営業マンにお歳暮を贈るなどして労をねぎらっていた点である。それだけに怒りも大きいようだ。

メディア黒書は、被害を受けた企業から情報収集を行っている。情報の提供先は:

 ℡048-464-1413