1. 防衛省に対して情報公開請求、「電通と博報堂が陸・海・空自衛隊に提出した請求書の全部」を開示せよ

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2016年07月09日 (土曜日)

防衛省に対して情報公開請求、「電通と博報堂が陸・海・空自衛隊に提出した請求書の全部」を開示せよ

筆者は防衛省に対して、8日、次の内容で情報公開請求の書面を送付した。

電通と博報堂が陸・海・空自衛隊に提出した請求書の全部

■情報公開請求書PDF

今回の情報公開請求の目的は、大手広告代理店へどの程度の国費が流れているかを調査することである。この種の取材の最初の一歩である。

防衛省の担当者と電話で話したところ、量が膨大なので、開示までに1年から2年を要するが、「1年以内にやりたい」とのことだった。

メディアが公共機関に請求する金額に関して、異常に高いという批判がある。これについて筆者が調べたところ、たとえば、内閣府と電通の公共広告の設定価格に関する契約は次のようになっている。「記事下広告」1段あたりの価格である。

読売:223万円
朝日:206万円
毎日:128万円
日経:88万円
産経:62万円

年間契約数は100段なので、読売は約2億2300万円、朝日は2億600万円という計算になる。このうち電通が新聞社にいくら支払っているのかは不明だが、両者を合わせた額は莫大になる。