1. 写真が露呈した民族差別反対「市民運動」のでたらめぶり、立憲民主・有田芳生の写真も確認、国際感覚の欠落か?

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2018年04月25日 (水曜日)

写真が露呈した民族差別反対「市民運動」のでたらめぶり、立憲民主・有田芳生の写真も確認、国際感覚の欠落か?

「レイシストしばき隊」という言葉で写真をインターネット検索してみると、好奇心を刺激する写真が次々と現れる。もちろんインターネット検索で表示された写真の中には、検索のキーワードとは、直接関係のないものも含まれるので、表示された全写真が「レイシストしばき隊」を撮影したものとは限らないが、少なくとも広義のカウンターグループを撮影したものだと推測できるものが複数含まれている。

筆者は、写真を見ながら、ある種の怒りに駆られた。このようなカウンター運動が国際的にどのような評価を受けるのか、心配にもなる。

一枚の写真を紹介しよう。このページの冒頭の写真である。出典は、次のツイッターのまとめである。  ■出典(冒頭から4つ目のツィート)

◇特異な国際感覚

この写真には注目すべきいくつかのポイントがある。

まず、右バックのプラカードには、「レイシストは絶対に認めない 許さない No Pasaran!」と書いてある。スローガンの内容から、どこかのカウンターグループによるデモンストレーションであることが分かる。


ここにある「No Pasaran」は、スペイン語で「奴らを通すな」という意味である。これはニカラグアのFSLN(サンディニスタ民族解放戦線)が、革命政権に対する反政府ゲリラ「コントラ」との内戦の中で使ったスローガンである。(厳密には、最初にスペイン人民戦線が使ったスローガン)米軍の支援を受けたコントラが、ニカラグア北部の国境から、世界一高性能な武器で武装し、首都へ向けて戦争をしかけていた1980年代、「No Pasaran(奴らを通すな)」というスローガンを使ったのである。

ニカラグア革命は、住民たちがFSLNに協力して成し遂げたのである。

ラテンアメリカの歴史の中でも最も純粋な革命のひとつであったがゆえに、米国市民を中心に海外から大きな支援があったのだ。教師やエンジニアを派遣するなど、新生ニカラグアの防衛に国際的な支援(左下の写真)が広がったのだ。その中で、「No Pasaran」というスローガンが生まれたのである。

ある意味では、崇高なスローガンなのだ。

そのスローガンが、日本で、しかも、歪んだかたちで使われていることに、筆者は驚いている。国際感覚がおかしいとしかいいようがない。

写真の左側の人物は、立憲民主党所属の参議院議員・有田芳生氏である。有田氏がこのグループと何らかの関係を持っているらしい事実が確認できる。共産党の小池晃議員も、「レイシストしばき隊」のTシャツを着て演説している写真が確認されており、野党が進めている「市民運動」との連携の中で、こうした写真が記録として残った可能性が高い。

次に中央の坊主頭の男性が右の中指を立てているのに注意してほしい。読者は、このポーズが何を意味するかご存じだろうか。これは英語の「fuck(性交)」を意味する。相手を極度に侮辱するときのポーズである。

筆者は、米国のキング牧師ら公民権運動を組織した人々が、公衆の前でこんな下品なポーズを取ったとは思わない。調べたことはないが、まず、確認できないだろう。

このように日本における反人種差別運動は、支離滅裂なのだ。国境なき時代に、国際感覚がまったく欠落しているのだ。ちなみに、「レイシスト」などという外来語を使うよりも、「人種差別者」という言葉の方が日本にはあっているのではないか。

筆者は、この問題をマスコミが大々的に取りあげない理由が分からない。

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