1. 共謀罪に反対する運動が広がる、「戦争の臭いを感じる」、吉村正寿・長崎県議会議員の感動的なスピーチ

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2017年04月26日 (水曜日)

共謀罪に反対する運動が広がる、「戦争の臭いを感じる」、吉村正寿・長崎県議会議員の感動的なスピーチ

国会では共謀罪が審議されているが、住民レベルでは、これに反対する運動が広がっている。23日には、全国一斉に共謀罪に反対する運動が繰り広げられた。25日には、弁護士会館で弁護士らが共謀罪反対緊急集会を開いた。26日の12時からは、衆議院第一議員会館で院内集会が開かれる。

共謀罪というのは、ごく簡単にいうと犯罪の実行について口に出しただけで、処罰できる法律である。たとえば酒によって、「あの政治家を痛い目にあわせてやろうか」と呟いたのを、たまたま録音され、警察に通報されると、逮捕される可能性がある。ツイッターやフェイスブックで、同様の内容が書き込まれているのを発見して、リツイートしても、「いいね」をクリックしてもアウト。

ただし密告すれば無罪になる。

このような法律そのものが問題であるだけではなく、共謀罪を運用するにあたり、共謀の証拠を集めるために、警察を中心としたスパイ国家が形成されていく。通信盗聴(盗聴)などは、日常的になる。どこにでもスパイが紛れ込む。当然、言論は萎縮する。戦前の日本、現在の北朝鮮、旧ソ連、軍事政権下のチリのように統制された国家が出現する。

安倍政権ならではの危険な発想である。

冒頭の動画は、23日に開かれた共謀罪に反対する集会で、長崎からわざわざ東京へかけつけた吉村正寿・長崎県議会議員の感動的なスピーチである。